東秩父村 埼玉県内で最も早く小中学校の授業を再開

東秩父村 埼玉県内で最も早く小中学校の授業を再開
緊急事態宣言が解除される見通しとなる中、埼玉県東秩父村の小中学校では、県内のトップをきって、25日、本格的に授業が再開されました。
新型コロナウイルスの感染拡大で、東秩父村では村内に1校ずつある小中学校について、ことし3月初めから臨時休校の措置を取ってきましたが、村内に感染者が確認されていないことなどから25日、およそ3か月ぶりに本格的に授業を再開しました。

このうち東秩父中学校では午前8時ごろ、マスクをつけた生徒たちが次々と登校しました。

そして、教室の窓を開けて換気を行うなどの対策がとられた3年生のクラスでは、担任の教員が一人一人の健康状態を確認したあと、「感染予防をしながらの学校生活は大変ですが、みんなで協力して頑張っていきましょう」とあいさつしました。

最初の授業は体育で、生徒たちは、お互いが一定の距離を保って校庭のトラックを5分間にわたり走りましたが、久しぶりの運動だったという生徒も多く、苦しそうな表情を浮かべていました。

この学校では、今週は午前中のみの授業とし、来週から通常どおり、授業を行うということです。

埼玉県教育委員会によりますと、県内で本格的に授業が再開されるのは東秩父村が最も早いということです。

3年生の男子生徒は「しばらく遊ぶ事もできなかったので、友達と久々に話せて楽しかった。これからの授業をしっかりやっていきたい」と話してました。