ニューヨーク州知事 “経済活動の再開は慎重に行う”と強調

ニューヨーク州知事 “経済活動の再開は慎重に行う”と強調
アメリカで新型コロナウイルスの感染者がもっとも多い東部ニューヨーク州のクオモ知事は24日の会見で、過去に感染症が流行した際に外出制限などの措置の緩和を急いで感染がぶり返したとする例をあげ、経済活動の再開は慎重に行うという立場を強調しました。
クオモ知事が例にあげたのは1918年に始まったスペイン風邪の流行に対する一部の都市の対応で、「過去から学ばなければならない。同じ過ちは繰り返さない」と述べました。

ニューヨーク州は10の地域に分かれていて、このうち地方の7つの地域については先週までに一部の業種で営業が認められ、今週はさらにニューヨーク市近郊の2つの地域でも営業の再開が認められる見通しです。

残るニューヨーク市だけは、病院の空きベッドの割合などが、州が定めている基準に達しておらず、経済活動の再開は来月上旬になるとみられています。