ドライブスルーで本の貸し出し 和歌山 新型コロナ

ドライブスルーで本の貸し出し 和歌山 新型コロナ
新型コロナウイルスの影響で開館が延期になっている和歌山県海南市の市民交流施設では、図書館の本を車に乗ったまま貸し出すドライブスルー方式のサービスを始めました。
海南市の市民交流施設「海南nobinos(のびのす)」は、図書館や会議室、それにイベントが開催できるホールなどがある施設で、先月、開館する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期となっています。

こうした中、この施設では図書館の本を車に乗ったまま貸し出すドライブスルー方式のサービスを今月20日から始め、24日も午前中から地元の人たちが次々と車で訪れていました。

貸し出される本は、30ほどのテーマごとに図書館の司書が事前に選んだもので、利用者は車に乗ったまま読みたい本のテーマを選ぶと、担当者が貸し出しの手続きをして、本が入った紙袋を手渡していました。

利用した海南市の30代の女性は「外出ができない中、本を読むことで気分転換になります。こうしたサービスは便利でありがたいです」と話していました。

住本和美館長は「司書が心を込めて選んだ本なので、ふだん自分では選ばない本を知る機会にもなればうれしいです」と話していました。