サッカー小林祐希 ひとり親家庭に弁当配達 新型コロナ

サッカー小林祐希 ひとり親家庭に弁当配達 新型コロナ
新型コロナウイルスの影響で生活が苦しくなっているひとり親家庭を支援しようと、サッカー・日本代表でプレーし、自身も母子家庭で育った小林祐希選手が無料で弁当を提供する取り組みに参加しました。
この取り組みは、東京 港区のイタリア料理店などが港区や品川区などのひとり親家庭に無料で弁当を提供しているものです。

23日は、サッカーのベルギー1部リーグでプレーし、自身も母子家庭で育ったという、小林祐希選手が1日配達員として取り組みに参加しました。

23日は、はじめに小林選手ができあがった弁当一つ一つに「私もひとり親家庭で育ちました。つらい経験もあるけど、周りに感謝しながら頑張っていきましょう!」と書かれたメッセージ付きのシールを貼っていきました。

そして、このあと、自転車でほかのスタッフとおよそ90世帯を手分けしてまわり、直接、弁当を手渡しました。訪問先で小林選手は「サッカー頑張ってね」とか「学校で友達作ってね」などと声をかけながら子どもたちに弁当を手渡し、一緒に写真を撮ったり、サッカーボールにサインをしたりしていました。

3人の男の子がいる母親は「実際に行動をしてくれるというのはすごいことだと思う。食費も大変なので本当に助かります」と話していました。

また、小学6年生の男の子は「小林選手が自分の家に来てくれるなんて思わなかった。緊張したけどうれしかった」と話していました。

小林選手は「僕も母子家庭でごはんやお金の面とか大変なのはわかっているのですぐに協力させてもらった。みんな笑顔だったので気持ちが届いたのだと思う。ほかにもたくさん支援を必要としている家庭があると思うのでもっと支援の輪が広がってほしい」と話していました。