北海道 新たに9人の感染確認 1人死亡 新型コロナウイルス

北海道 新たに9人の感染確認 1人死亡 新型コロナウイルス
北海道内では23日、新たに札幌市の7人を含む9人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたほか、1人が亡くなったことが確認されました。政府が緊急事態宣言を解除する判断基準の1つとして示す目安の、直近1週間の新たな感染者数が10万人当たり「0.5人程度以下」に対し、「0.63人」となっています。
23日に道内で新たに感染が確認されたのは、札幌市の小学生の女子児童や高齢者施設に入所する90代の女性、それに80代の男性と60代と40代の女性、それに年齢や性別など非公表の2人、札幌市にある介護老人保健施設に入所する石狩市の80代の女性、上川地方の40代の男性の合わせて9人です。

札幌市の非公表のうちの1人は、治療を1度終えて退院しましたが、再び感染が確認されました。

これに対する検査数は147件でした。
札幌市の非公表の別の1人は、東区にある勤医協中央病院の看護師だということです。

この病院での感染者は、看護師と入院患者の合わせて3人となり、保健所では関連を調べています。

また、石狩市の80代の女性は、札幌市北区にある介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」の入所者だということで、この施設での感染者は90人になりました。

また、23日は70代の男性1人が亡くなったことが確認されました。

札幌市保健所の三觜雄所長は「ここ数日の低下傾向に急ブレーキがかかり、感染者が増えている。感染経路を追えない人が半分ほどいて、過去1週間から2週間のうちに市中感染が発生していたと考えると、まだ安心できない。道の休業要請が解除されても、不要不急の外出をしないことや手洗いをするなど注意を続けることが大切だ」と話しています。

道内の新たな感染者が1桁にとどまるのは、23日で8日連続ですが、この期間では最も多い人数となりました。

また、政府が緊急事態宣言を解除する判断基準の1つとして示す目安の、直近1週間の新たな感染者数が10万人当たり「0.5人程度以下」に対し、22日の「0.59人」から「0.63人」となりました。

道内で感染が確認された人は、札幌市の延べ7人を含む、延べ1039人、亡くなった人は79人となりました。治療を終えた人は延べ726人です。