北海道 25日から全域で休業要請を大幅解除へ 新型コロナ

北海道 25日から全域で休業要請を大幅解除へ 新型コロナ
北海道は週明けの25日から、石狩地方で夜間の酒の提供を控えるよう求める協力依頼を解除するとともに、北海道内全域で休業要請を大幅に解除することを明らかにしました。ただ、バーやスポーツクラブなど集団感染が懸念される一部の施設は引き続き休業要請の対象となります。
北海道は22日、新型コロナウイルスに関する対策会議を開き、休業要請解除に向け道が独自に設けた新規感染者数、感染経路が分からない新規感染者数、入院患者数の3つの基準をいずれもクリアしたことを受け、感染防止対策を実施することを条件に、週明けの25日から道内の休業要請を大幅に解除することを明らかにしました。

石狩地方では、居酒屋を含む飲食店で、ほかの地域と同様に午後7時以降の酒の提供を控えるよう求める協力依頼が解除されます。

また、床面積が1000平方メートル以下の商業施設の休業要請も解除されます。

石狩地方以外では、大型商業施設やパチンコ店といった遊興施設の休業要請も解除しますが、こうした施設の休業要請は石狩地方では継続されます。

さらに、北海道全域で規模にかかわらず博物館や図書館といった施設の休業要請も解除します。

一方、バーやカラオケボックス、スポーツクラブやライブハウスなど、全国でクラスター=集団感染が発生した事例があり集団感染が懸念される一部の施設は引き続き北海道全域が休業要請の対象となります。

鈴木知事は「事業者には、従来の行動スタイルを変え、感染リスクをできるだけ抑えながら社会経済活動を行っていく、『新北海道スタイル』の実践をお願いしたい」と述べました。