「9月入学」慎重に検討を 自民議員有志が党執行部に申し入れ

「9月入学」慎重に検討を 自民議員有志が党執行部に申し入れ
「9月入学」について、自民党の議員およそ60人が拙速な議論に反対するとして、慎重に検討するよう求める提言をまとめ、執行部に申し入れました。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校の長期化を受け、政府・自民党は、対応策の1つとして「9月入学」に移行した場合の影響などについて検討しています。

これに対し、自民党の有志の議員およそ60人は、慎重に検討するよう求める提言をまとめ、岸田政務調査会長らに申し入れました。

提言では、入学や卒業の時期を遅らせれば、移行期に待機児童が増加したり労働力不足が深刻化したりする可能性があるとして、拙速な議論に反対するとしています。

そのうえで、子どもの学習の遅れを取り戻すことが最優先だとして、夏休みや土曜日を活用することなどを求めています。

提言をまとめた小林史明衆議院議員は、記者団に対し「国民は不安に思っている。決して『9月入学』ありきではない」と述べました。