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新型コロナウイルスの感染拡大の抑え込みに成果をあげているベトナムのフック首相がＮＨＫなどのインタビューに応じ、厳格な対策が感染の抑制につながったとして成果をアピールし、海外からの投資や観光客を呼び込むことで経済の立て直しを加速させる考えを示しました。

ベトナムは、感染拡大を防ぐため、外国人の入国を禁止するなどいち早く水際対策を強化したほか、感染者や接触者を徹底的に隔離したり、経済活動を制限したりするなど厳格な対策を講じてきました。

これまでの感染者の数は324人にとどまり、また死者は1人も出ておらず4月中旬以降、経済活動や学校なども順次、再開しています。

対策の指揮をとってきたベトナムのグエン・スアン・フック首相は21日夜、首都ハノイでＮＨＫなど一部の海外メディアのインタビューに応じました。

この中で、フック首相は「新型コロナウイルスは非常に危険で、ワクチンも開発されていない。国民の命と健康を守るためには厳格な対策が重要だ」と述べ、政府が主導する徹底した対策が感染の抑制につながったと強調しました。

そのうえで「感染を抑え込むことが、海外の投資家や観光客がベトナムに来る前提になる」と述べ、こうした成果を積極的にアピールし、投資や観光客を呼び込むことで経済の立て直しを加速させる考えを示しました。