兵庫 休業要請を一部除いて23日午前0時解除

兵庫 休業要請を一部除いて23日午前0時解除
緊急事態宣言の解除を受けて、兵庫県は施設などへの休業要請を一部を除いて23日午前0時から解除することを決めました。一方、井戸知事は感染拡大の「第2波」に備え引き続き不要不急の外出などを自粛するよう呼びかけました。
兵庫県は、21日夜、緊急事態宣言の解除を受けて対策本部会議を開き、新たな対処方針を決定しました。この中では、施設などへの休業要請を一部を除いて23日午前0時から解除することを決めました。

解除されるのは、体育館、屋内プール、ボウリング場、スケート場、個室ビデオ店、インターネットカフェ、漫画喫茶、場外馬券場など、マージャン店、パチンコ店、ゲームセンター、テーマパーク、遊園地など、それに集会場、公会堂、展示場などです。

一方、クラスターと呼ばれる感染者の集団が発生した夜の接待を伴う飲食店、それにカラオケボックス、スポーツジムなどは休業要請を継続します。

また居酒屋を含む飲食店については、現在、営業時間を午後10時まで、酒類の提供は午後9時までとしている要請をすべて解除する方針です。

さらにイベントについては参加人数を屋内は100人以下、屋外は200人以下などとすることを条件に開催を認める方針です。

臨時休校となっている県立学校については来月1日から再開し、14日までは分散登校などの感染防止対策を求めるとしています。

ただ、県民への不要不急の外出、不要不急の帰省や旅行、府県をまたぐ移動、それに「3密」が発生する懸念のあるイベントへの参加は引き続き自粛するよう求めています。

井戸知事は記者会見で「緊急事態宣言は解除されたが、感染拡大の第2波にも備えていかなければならない。県民には、引き続き感染防止にご協力をいただきたい」と述べました。