新型コロナウイルス 東京都で新たに11人感染確認 陽性率1.7%

新型コロナウイルス 東京都で新たに11人感染確認 陽性率1.7%
東京都は、21日、都内で新たに11人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。また、20日の都内の「陽性率」は暫定値で1.7%でした。
東京都は21日、都内で新たに1歳から80代までの男女合わせて11人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。1日に感染が確認されたのが30人以下となるのは12日連続です。

11人の内訳は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者が2人、今のところ感染経路が分かっていない人は9人となっています。

感染経路が分かっていない人のうち、男性3人は飲食・接客業に従事していて市中感染が疑われるということで都の担当者は「大型連休が明けて状況が変わってきていて、あす以降もこういうケースが増えてくることを危惧している」と危機感を示しました。

一方、東京都は都内で新型コロナウイルスの感染が確認された人の数について、保健所からの報告が遅れたり、重複して計上したりしていたミスが見つかったとして、累計が47人増えると発表しました。

これで都内で感染が確認された人は、合わせて5133人になりました。

また、20日の都内の「陽性率」は暫定で1.7%でした。

一方、都は感染が確認された60代から90代の男女9人が死亡したと明らかにしました。これで都内で死亡した感染者は256人となりました。

小池都知事「週末も協力を 次の段階に進められるように」

東京都の小池知事は21日夜、記者団に対し「きょうの東京の感染者数の数字は、緊急事態宣言の解除の判断に向けた目安となるそれぞれの指標を下回ることができている。25日の数字なども確認しながら解除することになると、経済活動も含めて気を緩めることなく新しい段階に入ることができるだろう」と述べました。

そのうえで「ただ、人の流れなどはこれからも気をつけていかなければならない。次の週末もいろいろと協力を賜りながら、次の段階へ進められるようにしたい。あすには都の詳細なロードマップも示したい」と述べました。

また、記者団が「緊急事態宣言が25日に解除された場合、31日までとなっている都の休業要請などの措置を宣言の解除に合わせて前倒して解除する考えはあるか」と質問したのに対し、小池知事は「解除されるかどうかは仮の話なので、しっかりと確認したのちに示したい」と述べました。