菓子をつくる材料やレシピなどを扱う国内最大級のウェブサイト「cotta」では、オンラインでパンや菓子作りの資格が取れる講座を6つ展開しています。

自宅で手軽に9種類のパンの作り方を学べ、資格の取得後は、習ったレシピを教えることもできる認定資格、「おうちパンマスター」の講座が特に人気を集めているということで、先月の新規受講者数は254人と、去年の同じ月のおよそ3倍となっています。

この講座の受講者で、都内に住む女性は、3歳の子どもと一緒にパン作りを学んでいます。

パソコンやスマホでパン作りの動画を見ながら一緒に作り、質問があればチャットで問い合わせることができるため、空いた時間を利用して手軽に学ぶことができるといいます。

完成したパンの写真を送ると、講師ができばえを添削し、すべてのパンで合格すると認定資格を受けられる仕組みです。

「cotta」によりますと、講師の多くは新型コロナウイルスの影響で経営する店舗や教室を臨時休業にしていて、講師の側にもオンライン講座を通じて収入を得られるメリットがあるということです。

受講した女性は「動画がわかりやすく、ポイントを教えてくれるので勉強になった。資格をとって、落ち着いたら自宅でパン作りを教えてみたい」と話していました。

「おうちパンマスター」講師の吉永麻衣子さんは「直接指導する講座はすべて無くなってしまっているが、オンラインで、海外や遠方に住んでいる生徒にパン作りを伝えられるのでうれしく思っている」と話していました。