世界遺産の法隆寺 拝観再開 奈良

世界遺産の法隆寺 拝観再開 奈良
新型コロナウイルスの影響で先月から拝観を取りやめていた奈良県斑鳩町にある世界遺産の法隆寺が21日から拝観を再開しました。
法隆寺は新型コロナウイルスの影響で金堂がある「西院伽藍(さいいんがらん)」など拝観料が必要な場所について先月23日から拝観をとりやめていました。

しかし、奈良県の緊急事態宣言が解除されたことなどをうけて、21日から拝観を再開しました。

再開にあたって寺では拝観料を支払う場所に消毒液を置き、拝観者が間隔をあけて並ぶための目印のテープをはりました。

さらに受付には飛沫を防ぐついたても設置しました。

訪れた人はマスクをして境内を散策したり、仏像の前で静かに手を合わせたりしていました。

小学生の孫と訪れた県内の60代の女性は「きょうから再開と知って、朝から来ました。何度も来ていますが、こんなに人がいないのは初めてです」と話していました。

法隆寺の古谷正覚管長代務者は「大変な状況が続いているが、少しでも心安らぐ場にしてほしい」と話していました。

奈良県内では東大寺の大仏殿や興福寺などは今月31日まで拝観停止を続ける予定です。