全米で経済活動再開 感染拡大の抑止が課題 新型コロナ

全米で経済活動再開 感染拡大の抑止が課題 新型コロナ
アメリカでは、新型コロナウイルスの感染のピークは過ぎたとして、20日、全米50州のすべてで業種を限定するなどして経済活動が再開されました。一方で、一部の州では再開後に感染者の増加のペースが上がっていて、感染の拡大を抑えながら経済活動をいかに本格化させていくかが次の課題です。
世界でもっとも多い154万人以上が感染しているアメリカでは今週に入ってからも1日に1万5000人以上の感染が確認されていますが、ピークは過ぎたとして20日までに全米50州のすべてで業種や地域を限定するなどして、経済活動が再開されました。


このうち東部コネティカット州では、20日から、人どうしが十分な距離を取ることなどを条件に、飲食店や小売店などが営業を再開しました。

一方で、アメリカのメディアは、南部テキサス州やノースカロライナ州など9つの州では20日の時点で再開後に新たな感染者の増加ペースが上がっていると伝えています。

アメリカでは感染による死者数も9万人を超えて世界最多ですがワシントン大学は、経済活動の再開などによってことし8月上旬までにおよそ14万7000人まで増えると予測していて感染の拡大を抑えながら経済活動をいかに本格化させていくかが次の課題です。