夏の全国高校野球中止 プロ野球界の反応は

夏の全国高校野球中止 プロ野球界の反応は
夏の全国高校野球が中止となったことについて、プロ野球界の反応です。

西武 森選手「めちゃくちゃ残念」

プロ野球・西武で昨シーズン、パ・リーグのMVP=最優秀選手に輝いた森友哉選手は、大阪桐蔭高校時代には甲子園に4季連続で出場し、春夏連覇も経験しました。

森選手は夏の全国高校野球の中止が決まったことについて、「めちゃくちゃ残念。春のセンバツの中止だけでも残念な気持ちだったが、夏に向けて頑張ろうという時に、夏も中止となると何をモチベーションに頑張っていいのかわからないのが現状だと思う」と高校球児を気遣いました。

そのうえで「選手たちになんと声をかけていいのかわからないが、大学、社会人、プロを目指している選手は高校野球、甲子園がゴールではないと思う。今すぐに切り替えるのは正直、無理だろうが、先の野球人生を考えて頑張ってもらいたい。次のステージで野球をする、しないに関係なく、これから次に向かうための準備ができればいいんじゃないかと思う」とエールを送りました。

西武 松坂投手「1試合でも多くプレーできること祈る」

高校時代に甲子園に出場した経験があるプロ野球・西武の選手などが球団を通じてコメントを出しました。

横浜高校のエースとして、甲子園で春夏連覇を達成した松坂大輔投手は、「正直、開幕の3か月前の決定は早すぎるという思いはあるが、中止という重い決断をした日本高野連、主催者の方々は、議論を尽くしたうえで決定したと思う。決断をもっと遅らせることもできたのかもしれないが、『夏の甲子園』と代表校決定の『地方大会』はセットだろうし、学校自体が再開されていない現状ではしかたがないことだと思う。センバツに続き、夏の甲子園の開催が無くなったこと。もし自分がその立場に身を置いたことを考えると選手の皆さんにかけることばは正直、見当たらない。本当の苦しさは当事者にしかわからないから。事実をどう受け止め、次に向かうかという問いに答えも見つからない。甲子園というものは、それだけ大きな存在だ。願わくば、新型コロナウイルスの感染が終息し、選手たちが1試合でも多くプレーできることを祈るだけだ」と高校球児を気遣いました。

西武 高橋投手「3年生はつらい思いをしていると思う」

群馬の前橋育英高校で2年生エースとして夏の甲子園でチームの初出場初優勝に導いた高橋光成投手は、「中止になったことで、特に甲子園を目指していた高校3年生の皆さんは、つらい思いをしていると思う。高校生活で野球に一区切りをつけようとしていた方、この先も野球を続けようと思っている方、皆さんそれぞれが気持ちを切り替えて前を向いてくれたらと思う。皆さんがこれから新たな場所で輝けるように僕も一生懸命応援したい」とエールを送りました。

西武 今井投手「この先も野球を続けてほしい」

栃木・作新学院のエースとして夏の甲子園で優勝を果たした今井達也投手は、「高校球児の皆さんは今、気持ちを切り替えるのが難しいと思う。『やりたいこと』『今やるべきこと』を探してそれを達成するために挑戦をしてほしい。皆さんにはぜひこの先も野球を続けてほしいと思うし、大きな目標を作ってチャレンジしてほしい」とコメントしています。

西武 松井2軍監督「皆さんの努力は必ず誰かが見ている」

大阪のPL学園で春のセンバツ高校野球に出場した松井稼頭央2軍監督は、「高校球児の皆さんにとって『夢の舞台』が開催されないことはとても残念に思う。きっと皆さんはそれを目指して3年間、いや少年野球時代から一生懸命練習に励んできたことだろう。それでもその“皆さんの努力”は必ず誰かがどこかで見ているものだ。僕は皆さんのことを応援しているし、将来一緒に野球ができたらうれしいと思う。野球を好きでいて、続けてください。一緒に頑張りましょう」とコメントしています。

西武球団 潮崎ディレクター「選手の努力の成果を評価する」

夏の全国高校野球が中止になったことで、プロ野球の各球団のスカウトからはことし秋のドラフト会議での選手指名に大きな影響が出るという声が聞かれます。

このうち、西武の球団本部編成グループの潮崎哲也ディレクターは、夏の全国高校野球で注目する点について、「甲子園という大舞台の中で選手は1試合1試合大きく成長することがある。選手個々のポテンシャルに加え、成長度合いの確認の場だと考えている」と説明しました。

そのうえで、春のセンバツ高校野球に続き、夏の全国高校野球まで中止になったことについて、「2年生の後半から大きく成長し、夏の甲子園があれば、そこで輝いていたはずの選手の能力を正確に判断できない可能性がある。この大きく成長する期間に、その『伸び具合』を見ることができないという点で大きな影響があるのは確かだ」と話しています。

そしてドラフト会議に向けては、「選手たちの努力の成果をしっかり評価するのも私たちの仕事だ。現時点では選手への評価は非常に難しいが、その時、その時にできることを精査してスカウティング活動にあたっていきたい」と話していました。

巨人 岡本選手「想像できない」

奈良・智弁学園で3年生の時に春と夏の甲子園に出場した岡本和真選手は、「夏の甲子園がないのは想像ができない。甲子園を目指して頑張っているところでそれがなくなるというのは残念でことばが出てこない」とコメントしています。

巨人 水野巡回投手コーチ「3年間培った絆を大事に」

「やまびこ打線」と呼ばれた強力打線を有する徳島・池田高校で夏春連覇を経験した水野雄仁巡回投手コーチは、「小さいころからの憧れで最初に出た時の感動はそれまで野球をしてきた中で最高の喜びだった。高校球児にとって新たな目標設定は難しいと思うが、一緒に練習してきた仲間は一生の仲間。甲子園という結果を出す場所がなくなったとしても3年間培った絆を大事に前向きに進んでほしい」と話しています。

巨人 杉内2軍投手コーチ「かけることばが見つからない」

鹿児島実業のエースとして夏の甲子園でノーヒットノーランを達成した杉内俊哉2軍投手コーチは、「あの独特の緊張感で投げさせてもらい、その緊張感を味わえたことがプロに入ってからも役に立った。本当に自分自身の大きな経験ができた場所だった。甲子園を目標に入学してきてると思うので、かけることばが見つからない」としています。

ソフトバンク 今宮選手「僕には想像できない」

大分の明豊高校時代に春夏合わせて3回の甲子園を経験した今宮健太選手は「こういう形で高校野球生活が終わってしまうのは僕には想像できない。球児のショックの大きさは並大抵ではなく、かけることばもない」と話していました。

ソフトバンク 甲斐野投手「野球を嫌いにならないで」

2年目の甲斐野央投手は「甲子園には出場していないが、甲子園があったからこそ高校時代の厳しい練習を乗り越えられたので、高校生たちも悔しいと思う。ただ、僕の周りには社会人チームなどで野球を続けている同級生もいるので、野球を嫌いにならず頑張っていればいいことがあると思って続けてほしい」と話していました。

ソフトバンク 内川選手「選手たちの思い聞いてあげて」

ベテランの内川聖一選手は「自分自身は甲子園には出場していないが、それに向けて戦う場はあったので、それすらもないと思えばかけることばもない。すぐに切り替えて前に進めるような気持ちで野球をやっている子はいないと思うので、親や監督、コーチ、学校の先生などには選手たちがどう思っているかを聞いてあげてほしい」と話していました。

DeNA 山崎投手「高校球児のことを考えるとつらい」

東京の帝京高校で、春と夏の甲子園に出場したDeNAの山崎康晃投手は、「高校球児の皆さんのことを考えるとつらい思いです。簡単にコメントできることではありませんが、ここまで頑張ってきたことは決してむだにはならないと思うので、この先の長い人生、将来に向けて前を向いてほしいと思います」と球団を通じてコメントしました。

DeNA 嶺井選手「とても残念」

沖縄尚学高校で2年生の時に春のセンバツで優勝を経験したDeNAの嶺井博希選手は、「僕自身も甲子園を目指して、日々頑張っていたので中止が決まり、とても残念ですし、高校球児の気持ちを考えると正直つらい気持ちになります。この先の長い将来に向けて前を向いて頑張ってほしい」と球団を通じてコメントしました。

楽天 三木監督「なんとか前に進んでもらいたい」

夏の全国高校野球の中止が決まったことについて、楽天の三木肇監督は「関わった人のいろいろな思いが詰まった決断だと思う。高校球児の皆さんは本当につらいと思うが、なんとか前に進んでもらいたい」と話していました。

楽天 浅村選手「先の目標をしっかり持ってもらいたい」

大阪桐蔭高校3年の夏に甲子園で打率5割5分2厘をマークし、優勝も経験した浅村栄斗選手は「3年生にとっては最後の夏で、ここまで甲子園を目標にやってきたと思うので残念だ。しかたないで片づけるのはかわいそうだが、甲子園がすべてではないと思うので、ここから先の目標をしっかり持ってもらいたい」としています。

楽天 安樂選手「高校野球で学んだことを将来生かして」

愛媛の済美高校で春夏合わせて2回、甲子園に出場し、センバツでは準優勝を果たした安樂智大選手は「日本全体がこういう状況なのでしかたのない部分もあるが、もどかしい気持ちだ。特に3年生は、3年間やってきた集大成の機会がなくなってしまった悔しさがあると思う。高校野球で学んだことを大学生や社会人になった時に生かしていってほしい」と励ましのことばを送りました。

楽天 松井投手「野球に費やした時間決してむだにならない」

神奈川の桐光学園で大会記録となる10人連続奪三振と1試合22奪三振をマークした松井裕樹選手は、「特に3年生はなかなか心の整理はつかないと思うし、簡単なことは言えないが、野球に情熱をかけ、費やしてきた時間は決してむだにはならないと思うので、これからも頑張っていってほしい」とエールをおくりました。

楽天 由規投手「高校野球生活を最後まで味わってほしい」

宮城の仙台育英高校で春夏通じて3回甲子園に出場し、大会史上最速となる155キロをマークした由規投手は「球児たちの気持ちを考えると心苦しいが、身を守ることが最優先だと思うので、致し方ない判断なのかなと思う。3年生は特に悔しい気持ちでいっぱいだと思うが、これで終わったわけではない。仲間と泥まみれになりながら一生懸命汗を流し、高校野球生活を最後の最後まで思う存分味わってほしい。その充実感と達成感がきっとこれからの人生に役立つと思う。頑張れ!高校球児!」と激励しています。

ロッテ 藤原選手「驚いてことばが見つからない」

大阪桐蔭高校でおととし春夏連覇を達成した2年目の藤原恭大選手は「驚いてことばが見つからない。簡単には切り替えられないと思う。1つだけ言えるのは3年間、共に汗を流したメンバーは一生の友達で一生の思い出なので、この3年間の日々はこれからも変わらず、すばらしい日々として残ると思う。この大会を目標に頑張ってきた日々を誇りにして、ぜひこれからも野球を続けてほしい」と高校球児たちにメッセージをおくりました。

ロッテ 安田選手「この悔しい経験が生きることも」

大阪の履正社高校で甲子園に出場した3年目の安田尚憲選手は、「高校3年間でやってきた集大成と言える大会なので、後輩たちのことを思うとつらいし言葉にできないほど悲しい。ただ、ここで人生は終わりではないので、この悔しい経験が長い人生で生きることもあると思う。大変な時期を乗り越えていくことをプラスのエネルギーに変えてほしい」とエールをおくりました。

ロッテ 田村選手「本当にショック」

大阪出身で青森にある今の八戸学院光星高校で3季連続で甲子園準優勝を果たしたキャッチャーの田村龍弘選手は、「本当にショック。僕のように甲子園出場を目指して親元を離れた選手の気持ちを考えるとことばが見つからない。すぐには気持ちを切り替えることはできないと思うが、何とか次の夢や目標を作って頑張ってほしい」とコメントしました。

ロッテ 井口監督「高校球児の気持ち思うと胸が痛む」

東京の国学院久我山高校時代に甲子園に出場した井口資仁監督は「高校野球最大の目標であり夢としていた大会なので、高校球児の気持ちを思うと胸が痛くなる。どんなことばも今は無力かもしれないが、ただ1つ言えることは、人生はチャレンジの連続なので高校3年生の皆さんはぜひ次のステージでも新たな目標に挑んでほしい。この3年間、みんなで1つの目標に向かって頑張った日々は消えない。これからも同じように目標に向かい進み続けてほしい」とコメントしました。

日本ハム 栗山監督「何倍にもして返すぞと前を向いて」

日本ハムの栗山英樹監督は「球児と関係者の皆様の気持ちを考えたらことばになりません。球児の皆さんは私では想像しえないほどの苦しみとむなしさを感じていると思いますが今の感情を今後の人生で何倍にもして返すぞと前を向いてほしいと思います」などとコメントしています。

中日 根尾選手「次に向けて何かできることを頑張って」

大阪桐蔭高校で甲子園を春夏連覇したプロ野球、中日2年目の根尾※アキラ選手は、「やはり3年生の最後の夏はすごく特別だった。自分が今、3年生の立場だったらすごくショックだと思うが、選手たちには次に向けて何かできることを頑張ってほしい」と話しました。
※「日」の下に「迎」のしんにょうなし。

中日 石川選手「本当に残念だ」

去年、東邦高校で春のセンバツ高校野球を制したルーキーの石川※タカ弥選手は、「高校野球と言えば甲子園なので、本当に残念だ。選手たちは正直、何を目指してよいかわからないと思う。残りの高校野球生活は短いが、やれることをしっかりやって、これからの野球人生に少しでも生かしてほしい」と話していました。
※「日」の下に「迎」のしんにょうなし。

ヤクルト 山田選手「今までの努力むだではない」

大阪・履正社高校で夏の甲子園に出場したヤクルトの山田哲人選手は、「残念ですし、高校球児、サポートする方々、関係者の方々の気持ちを考えるとかけることばも見つかりません。今までの努力と今の気持ちがむだになることは絶対にないと思います。頑張ってください」と球団を通じて高校球児にメッセージを送りました。

ヤクルト 奥川投手「本当に残念な気持ちでいっぱい」

石川・星稜高校のエースとして、去年夏の甲子園で準優勝したヤクルトの奥川恭伸投手は、「本当に残念な気持ちでいっぱいです。とくに高校3年生の気持ちを考えると開催してほしかったというのが私の率直な気持ちでした。今までの努力はむだにならないと思います。頑張ってほしいです」とエールを送りました。