神奈川 新たに8人コロナ感染確認 病院医師や警察官ら

神奈川 新たに8人コロナ感染確認 病院医師や警察官ら
神奈川県と横浜市は19日、いずれも集団感染が起きている横浜市にある病院の看護師や小田原市にある病院の医師など合わせて8人が新型コロナウイルスに感染したことが新たに確認されたと発表しました。
このうち神奈川県は、集団感染が確認されている小田原市立病院の医師の女性や、神奈川県警伊勢佐木警察署の巡査長の男性など4人の感染確認を新たに発表しました。

小田原市立病院では集団感染が起き、これまでに31人が感染していて、医師の女性は感染が疑われて救急搬送された患者の診察に当たっていたということです。

巡査長の男性は今月9日に発熱し、その後熱は下がりましたが嗅覚障害があったため検査を受け、今月18日に感染が確認されました。
伊勢佐木警察署での感染確認はこれで3人目です。

ほかに感染が確認された20代と40代の男女2人を含め4人はいずれも感染経路はわかっていないということです。

横浜市は男女4人の感染確認を発表し、このうち3人は旭区にある「聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院」の30代と40代の看護師の女性2人と70代の入院患者の男性です。もう1人は市内に住む20代の会社員の女性だということです。
4人はいずれも軽症だということです。

NHKのまとめでは神奈川県内で発表された感染者はこれで1282人となり、このうち68人が死亡しています。

消毒不十分など 集団感染の病院 多数の不適切対応

「聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院」では19日発表された3人を含めて78人が感染する集団感染が起きています。

市が18日と19日に立ち入り調査を行った結果、防護服を脱ぐ際に髪の毛を触ったり、病室の入り口にあるタッチパネルや患者の情報を共有するための電子機器など多くの職員が触れる部分の消毒が不十分だったりする不適切な対応が多数見つかったということです。