麻生財務相 “2次補正速やかに編成を” GDP 2期連続マイナスで

麻生財務相 “2次補正速やかに編成を” GDP 2期連続マイナスで
ことし1月から3月までのGDP=国内総生産が2期連続でマイナスになったことについて、麻生副総理兼財務大臣は外出自粛などの影響で当面厳しい経済状況が続くとして第2次補正予算案を速やかに編成して雇用の維持や生活の下支えに万全を期す考えを示しました。
18日発表されたことし1月から3月までのGDPの速報値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が年率でマイナス3.4%となり、消費税率の引き上げなどの影響で大幅な落ち込みとなった去年10月から12月に続いて2期連続のマイナスとなりました。

これについて麻生副総理兼財務大臣は、記者会見で「外出自粛などで個人消費が減少し、世界経済の減速で輸出が減るなど、厳しい経済状況を反映した結果になっている。4月から6月のGDPも当然厳しい内容になるだろう」と述べました。

そのうえで「執行を進めている第1次補正予算に加えてこれを強化する第2次補正予算を速やかに編成し、早期収束に全力で取り組む。雇用調整助成金を使いやすくするなどして底を打った時の復興が早くなるよう対応したい」と述べ、雇用の維持や生活の下支えに万全を期す考えを示しました。