袋詰めは店外で 総菜は個別包装 スーパーでの感染対策とは?

袋詰めは店外で 総菜は個別包装 スーパーでの感染対策とは?
新型コロナウイルスの感染防止策について、さまざまな業界がガイドラインを作るなど自主的な取り組みを進めています。このうち、スーパーマーケットや百貨店、ドラッグストアなどの小売業者でつくる業界団体は今月14日、独自のガイドラインを公表しました。
ガイドラインでは、総菜やパンなど客自身が取り分ける販売方法の場合にはあらかじめ個別に包装することや、混雑につながるような販売促進策を自粛することといった対応策を挙げています。

東京 足立区にあるスーパーマーケットでは、レジで支払ったあとに客が袋詰めに使う台を店外に設置したほか、総菜売り場ではすべて個別包装に切り替えました。

配布を自粛していたチラシを今週末から再開しますが、最新のチラシでは紙面の半分にマスク着用のお願いや感染予防に関する店の工夫などを載せる予定です。掲載する品も、価格の安さを強調せず品ぞろえの紹介にとどめるということです。

さまざまな対策をとる一方、総菜を個別包装にしたあと売り上げが減少したということで、店ではできたてのおいしさが伝わりにくくなったためではないかと感じています。

「ベニースーパー」の赤津友弥本部長は「これまでの販売方法など過去の経験を生かせないことは非常につらいが、新型コロナウイルスとは長くつきあっていかなければならないので、新しいやり方を考えなければならない」と話していました。

71歳女性は「前は安いものがあれば買いに行くようにしていましたが、今は必要なものだけを買うようにしています。売り上げは厳しいでしょうが、スーパーは頑張っていると思います」と話し、店側の工夫に理解を示していました。