インドでは新型コロナウイルスの感染者が9万6000人を超え、感染拡大に歯止めがかかっておらず、政府は3月下旬から続く外出制限を今月18日から31日までさらに2週間延長しました。

一方で、長引く外出制限で経済に深刻な影響が出ていることから、感染が抑えられている地域では各州などの判断で制限を緩和するとしています。

首都ニューデリーの中心部では多くの人が車やバイクで通勤していたほか、市民の足として親しまれる三輪タクシーの「リキシャ」も営業を再開していました。

ただ、商店などの営業再開については日中になっても地元政府から具体的な指針が示されず、多くの店が再開してよいのかわからず混乱する様子も見られました。

衣料品店を営む男性は「地元政府の指針がわからないのでまだ営業できません。2か月近く閉店しているので、早く指針を出してほしい」と話していました。