SUBARU 生産調整は15万台規模の見込み 新型コロナ影響

SUBARU 生産調整は15万台規模の見込み 新型コロナ影響
自動車メーカーのSUBARUは新型コロナウイルスの感染拡大による生産調整が少なくとも15万台規模と、年間の生産台数のおよそ15%に当たるという見込みを明らかにしました。
SUBARUは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、群馬県の群馬製作所の操業を先月半ばから今月上旬まで停止したほか、アメリカの工場でも、今月上旬まで生産の一時停止を余儀なくされました。

18日、電話会議で行った決算会見で、会社は、国内の生産調整は、来月19日まで続ける計画だと説明しました。そのうえで、日米を合わせた生産調整は少なくとも15万台規模と、年間の生産台数のおよそ15%に当たるとの見込みを明らかにしました。

SUBARUのことし3月期の決算は、売り上げが6%、最終利益が7.9%それぞれ前の年を上回る増収増益でしたが、来年3月期の業績予想は未定だとしています。

中村知美社長は「アメリカ市場が業績に与える影響が非常に大きく、影響を見極めるにはもう少し市場の状況を確認する必要がある」と述べました。

また会社は、影響の長期化に備えて、既存の融資枠の活用や新たな融資によって、18日までに1900億円余りを調達したことも明らかにしました。