航空会社のスカイマークは、来年春に卒業する大学生などを対象にした採用活動を一時中断することを決めました。航空業界ではＡＮＡホールディングスも一時中断しており、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が採用活動にも広がっています。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた移動の自粛でスカイマークは、今月、国内線の86％を運休したり、減便したりしています。

このため、会社は事業計画の見直しが必要になったとして、来年春に卒業する大学生などを対象にしたパイロットや客室乗務員などの採用活動を一時中断することを決めました。

スカイマークは、採用予定の人数について明らかにしていませんが、今年度は、およそ200人が入社したということです。

ただ、すでに内定が固まっている専門学校生については、取り消さずにそのまま採用するとしています。

採用活動を再開する時期については、感染拡大の影響を見極めながら検討する方針です。

航空業界では、ＡＮＡホールディングスがグループ全体で3200人を採る予定だった採用活動を一時中断しているほか、日本航空も、採用人数を当初計画の1720人から減らすことを検討していて、感染拡大による影響は企業の採用活動にも広がっています。