山形 観光名所「山寺」 周辺の人通り10分の1以下 コロナ影響

山形 観光名所「山寺」 周辺の人通り10分の1以下 コロナ影響
緊急事態宣言が解除されて17日は初めての日曜日ですが、東北有数の観光名所として知られる山形市の「山寺」では、訪れる観光客は少なく、ひっそりとしています。
「山寺」の通称で知られる山形市の立石寺は、江戸時代の俳人、松尾芭蕉が俳句を詠んだことなどでも知られる観光名所です。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、先月11日から観光客の受け入れを休止していましたが、特別措置法などに基づく県の休業要請が解除されたことを受けて、今月11日から受け入れを再開しました。

しかし、山形県などが県境を越える移動については、引き続き自粛を呼びかけていることもあり、訪れる観光客はまだ少なく、緊急事態宣言が解除されて初めての日曜日となった17日も参道はひっそりとしていました。

また、寺の周辺にある二十数軒の飲食店や土産物店のうち店を開けたのは半分ほどで、中には休業が長引いた影響で賞味期限切れが近い菓子などが大量にある土産物店もあり、半額以下で販売していました。

地元の観光協会によりますと、人通りはふだんの10分の1以下だということです。

山寺観光協会の副会長で、地元で飲食店と土産物店を営む遠藤定治さんは「東北では感染者がしばらく出ていないので、東北6県の移動だけでも認めほしいというのが本音です」と話していました。