台湾の保健当局 日米などの担当者に新型コロナの対策を紹介

台湾の保健当局 日米などの担当者に新型コロナの対策を紹介
台湾の保健当局はアメリカや日本などの担当者を招いて、新型コロナウイルスの対策に関する国際会議を開き、感染拡大を抑え込んできた台湾の取り組みを紹介しました。
台湾では、これまでに440人の感染が確認され、このうち7人が亡くなり、海外渡航歴のある人を除いた地元での感染は1か月以上確認されていません。

こうした中、台湾の保健当局は15日、新型コロナウイルスの対策に関する国際会議をオンラインで結ぶ形で開催したと発表しました。

会議には、アメリカや日本、カナダなど13か国から保健当局の担当者ら50人近くが参加し、台湾で感染対策を指揮する陳時中 衛生福利部長がスマホの位置情報などのデータを活用して、感染拡大を抑え込んできた取り組みを紹介しました。

会議に出席したアメリカ国務省のプライヤー次官補代行は、台湾の取り組みを評価したうえで、来週のWHO=世界保健機関の年次総会への台湾の参加を支持する考えを示したということです。

台湾は現時点では、WHOからの招待状は届いていないとしていて、アメリカや日本などと連携しながら、オブザーバーの資格での参加を目指すとしています。