スロベニア 新型コロナ 新たな感染者減少 国境の管理緩和

スロベニア 新型コロナ 新たな感染者減少 国境の管理緩和
ヨーロッパ中部のスロベニアでは、新型コロナウイルスの新たな感染者数が減少していることから、制限の緩和措置を発表し、15日から国境の管理を緩め、EU域内に限って自主隔離することなく行き来ができるようになりました。
スロベニアはこれまでに1400人以上の新型コロナウイルスの感染者が確認されていますが、今月に入って1日当たりの新たな感染者数がひと桁となるなど減少傾向にあります。

こうした状況を受け、スロベニアのヤンシャ首相は14日、新型コロナウイルスの流行が国内で終息したとして、3月12日に出した「感染症流行宣言」を解除すると発表し、飲食店の休業や学校の休校措置などの制限を緩和するとしています。

政府が新型コロナウイルスの終息を宣言したのはEU加盟国の中でスロベニアが初めてとなります。

また、15日からはEU域内から加盟国の永住者や滞在許可を持っている人が入国する際、健康であることなどを条件に、自主隔離をせずに入国が認められるということです。

一方、人と人との距離を取ることや、手洗いなどは引き続き市民に強く求め、警戒を続けていくとしています。

EU内では、ドイツやオーストリアが、来月15日以降に国境の開放を目指していて、EU域内で国境管理を緩和する動きが続いています。