首相 生活厳しい学生らに最大20万円 予備費で対応を来週決定へ

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、生活が厳しい学生らを対象に最大20万円を給付する支援策について、安倍総理大臣は速やかに実行するため、予備費で対応することを来週決定する意向を表明しました。
安倍総理大臣は15日夜、インターネット番組に出演しました。この中で、感染拡大の影響で生活が厳しい学生らを対象に、最大20万円を給付する支援策について、「なるべく早く届けたい。あらゆる手だてを尽くし、徹底的に生活を下支えする」と述べ、速やかに実行するため、予備費で対応することを来週決定する意向を表明しました。

またWHO=世界保健機関などの対応をめぐり、迅速で透明性のある情報共有などに課題があったと指摘し、週明けから始まるWHOの年次総会で、包括的な検証を行うようEU=ヨーロッパ連合と連携して提案する考えを示しました。

一方、安倍総理大臣は東京高等検察庁の黒川検事長の定年延長に関連して「基本的に、検察庁の人事は検察のトップも含めた総意で、こういう人事でいくと持ってこられて、それをそのまま大体われわれは承認している」と述べました。