WHO年次総会に台湾参加を 米議会下院超党派議員団200人余

WHO年次総会に台湾参加を 米議会下院超党派議員団200人余
WHO=世界保健機関の年次総会が来週始まるのを前に、アメリカ議会下院では、超党派の議員団200人余りが連名でWHOのテドロス事務局長に書簡を送り、年次総会に台湾を参加させるよう訴えました。
この書簡は、アメリカ議会下院の外交委員会で民主・共和トップのエンゲル外交委員長やマコール下院議員など200人余りの議員団が、WHOのテドロス事務局長宛てに14日、送ったものです。

書簡は、新型コロナウイルスをめぐるWHOによる台湾への対応に懸念を示したうえで、中国政府からの圧力を受けてWHOが台湾を拒んでいるとして、来週から始まる年次総会に台湾を参加させるよう訴えています。

アメリカ議会では今週、上院でWHOの年次総会への台湾の参加を支援する法案を全会一致で可決したほか、先週には上下両院の外交委員会の代表4人が、日本を含むおよそ60か国の指導者に書簡を送って、台湾の参加に協力を求めています。

WHOの総会をめぐってはトランプ政権に加え、議会でも超党派で台湾の参加を求める動きが活発化しています。