欧米の子どもたち 川崎病に似た症状相次ぐ 新型コロナと関連か

欧米の子どもたち 川崎病に似た症状相次ぐ 新型コロナと関連か
WHO=世界保健機関はアメリカやヨーロッパで子どもたちに全身の血管に炎症が起こる「川崎病」に似た症状が相次いで確認され、その中に新型コロナウイルスへの感染が報告されていることから、症状と感染が関連している可能性があるとして、各国が警戒にあたるよう呼びかけています。
アメリカやフランスなどの欧米各国では、新型コロナウイルスの感染が拡大したあと、川崎病に似た症状の子どもが病院に搬送されるケースが相次ぎ、中には感染が確認されて死亡するケースも出ています。

この状況について、WHOのテドロス事務局長は15日、スイスのジュネーブの本部で開かれた会見で、「こうした兆候はウイルスと関連しているかもしれないと仮定できる」と述べ、関連の可能性について言及しました。

そのうえで、「因果関係を理解し、治療法を見つけるため、こうした兆候がなぜ起こるのか緊急に調べることが必要だ」と述べ、各国の医師が当局と連携して警戒にあたるよう呼びかけました。