知床 プラスチックの袋くわえるヒグマ目撃 コロナ対策影響か

知床 プラスチックの袋くわえるヒグマ目撃 コロナ対策影響か
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今月、世界自然遺産の知床で、プラスチックの袋をくわえるヒグマが目撃されました。「知床財団」は、新型コロナウイルス対策で周辺のごみ箱が撤去された影響でゴミの投棄が増えているとみて、こうした行為をやめるよう呼びかけています。
知床で自然保護活動や研究を行う「知床財団」は今月5日、知床の幌別地区でプラスチックの袋をくわえる子どものヒグマを撮影しました。また別の場所では、プラスチックの袋が含まれたヒグマのふんも見つかりました。

「知床財団」によりますと、新型コロナウイルス対策で、周辺のコンビニなどのゴミ箱が撤去された4月に入ってから、知床国立公園やその近隣で生ゴミや空き缶などの投棄が目立っているということです。

プラスチックの袋をくわえるヒグマを撮影した「知床財団」の村上拓弥さんは「知床ではヒグマなどの野生生物が人に近いところで生活している。人が捨てたゴミを食べたヒグマは人を襲う可能性も高まるので、絶対にやめてほしい」と話しています。