子育てしながら五輪目指す寺田明日香選手「1つでも成長を」

子育てしながら五輪目指す寺田明日香選手「1つでも成長を」
子育てをしながら東京オリンピックを目指している、陸上女子100メートルハードルの寺田明日香選手がインタビューに応じ、新型コロナウイルスの感染拡大でトレーニングに制限がある中、「ポジティブに考え、1つでも成長したい」と前向きに取り組む考えを強調しました。
30歳の寺田選手は、女子100メートルハードルで12秒97の日本記録を持ち、育児と競技を両立させながら東京オリンピック出場を目指しています。

テレビ各社のオンラインでのインタビューに応じた寺田選手は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、競技場での練習ができないため、自宅で5歳の娘の果緒ちゃんを重りのかわりにしながら、体幹のトレーニングなどに取り組んでいることを明かしました。

寺田選手は「娘は17キロあるので、いい重りになっている。走る練習はできなくても、体の弱い部分を強化している。小さな幸せを大事にポジティブに考え、のちに1つでも成長できるようにしていきたい」と、1年後の東京大会に向けて前向きに取り組む考えを強調しました。

インタビューの途中から果緒ちゃんも登場し「東京オリンピックでどんな姿を見たいですか」という質問に対して「かっこいい走りと“もりもり”のママ」と答えていました。

寺田選手は「娘と過ごす時間が増えたことで成長が見られるようになった。家族にもうれしい思いをしてもらえるように頑張りたい」と話していました。