ロヒンギャ難民キャンプ 初の感染確認 新型コロナウイルス

ロヒンギャ難民キャンプ 初の感染確認 新型コロナウイルス
ミャンマーのイスラム教徒の少数派、ロヒンギャの難民80万人余りが密集して生活している、隣国バングラデシュの難民キャンプで、初めて新型コロナウイルスの感染が確認され、今後、感染が拡大する懸念が出ています。
UNHCR=国連難民高等弁務官事務所によりますと、14日、バングラデシュ南部のコックスバザールにある難民キャンプで、難民1人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。

この難民キャンプで感染が確認されたのは初めてで、感染者は隔離され、接触した人の調査をしているということです。

この難民キャンプには、隣国のミャンマーから逃れたロヒンギャの難民80万人余りが簡素なテントや小屋で密集して生活しているほか、衛生環境も劣悪で、現地で支援活動を行う国際的なNGO、セーブ・ザ・チルドレンは、医療体制も整っていないことから、数千人が死亡するおそれがあると懸念を示しています。