千葉県 集団感染の高齢者施設で2人死亡を公表 新型コロナ

千葉県 集団感染の高齢者施設で2人死亡を公表 新型コロナ
千葉県は県内で新型コロナウイルスの集団感染が発生している2つの高齢者施設で、今月に入ってそれぞれ入所者1人ずつが死亡していたことを明らかにしました。
千葉県内で入所者などの集団感染が確認されている松戸市の「あきやまの郷」と、市川市の「市川ゆうゆう」の2つの介護老人保健施設では、先月末までに入所者合わせて17人が亡くなりました。

その後の施設の状況について15日、千葉県は会見を開き、今月に入って、それぞれの施設で入所者1人ずつ合わせて2人が死亡したと明らかにしました。

県の説明では2人とも感染が確認されたあとも、施設内にとどまって治療を受けていたということです。

2つの施設の入所者で亡くなった人は19人となり、県内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人の半数近くに上っています。

施設には感染症対策に詳しい看護師が派遣されるなど対応が行われていますが、千葉県は「いずれの施設も収束に向かっていると認識しているが、引き続き感染拡大防止の徹底を図りたい」としています。