首相 コロナ予防と経済の両立を「骨太の方針」に盛り込む考え

首相 コロナ予防と経済の両立を「骨太の方針」に盛り込む考え
緊急事態宣言を39県で解除したことを受けて、安倍総理大臣は政府の経済財政諮問会議で、感染予防と経済の活性化を両立させるための方策を議論するよう指示し、ことしの「骨太の方針」に盛り込む考えを示しました。
この中で安倍総理大臣は、14日、緊急事態宣言を39県で解除したことに触れ「感染予防に十分警戒しながら社会経済活動を回復させ、『新たな日常』を作り上げていくという新しいステージに踏み出す。世界中どこにもまだ正解のない取り組みであり、試行錯誤も重ねながら正解を見いだしていかなければならない」と述べました。

そのうえで「この危機を乗り越えた先の未来に向けて社会変革を推進し、『新たな日常』を定着・加速させるための対応や取り組みを議論してもらいたい」と述べ、感染予防と経済の活性化を両立させるための方策を、ことしの経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」に盛り込む考えを示しました。

一方、15日の会合では教育分野の議論も行われ、民間議員からは、臨時休校が長期化している地域があることを踏まえ、9月入学の検討やオンライン教育の活用などを求める提言が出されました。