東京 神田明神の例大祭 ネットでライブ配信 新型コロナ影響

東京 神田明神の例大祭 ネットでライブ配信 新型コロナ影響
新型コロナウイルスの影響で、東京 千代田区にある神田明神では、例大祭の規模を大幅に縮小する代わりに神事の様子をインターネットで中継するという全国的にも珍しい取り組みが行われました。
神田明神の例大祭には毎年、およそ500人の氏子などが参列しますが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、参加者をおよそ10人に絞る代わりに神事の様子が見られるよう動画投稿サイトでライブ配信しました。

例大祭では、色鮮やかな装束を身につけた神職と、氏子総代が列をつくって社殿に入り、国の重要無形民俗文化財に指定された「江戸の里神楽」の舞が奉納されました。

さらに宮司が祝詞(のりと)を読み上げて、日本の平和や繁栄とともに、新型コロナウイルスが1日も早く終息するよう祈願しました。

配信された動画では、神職が一つ一つの儀式の歴史や意味などを解説していました。
新型コロナウイルスの影響で、ことしは多くの神社が例大祭の規模を縮小していますが、神事をインターネットで配信するのは全国的にも珍しいということです。

神田明神の清水祥彦宮司は「新型コロナウイルスがおさまるようインターネットを通してひとりでも多くの人に祈りを共にしてもらいたい」と話していました。