全日空大幅減便 余った機内サービスの菓子など寄贈 新型コロナ

全日空大幅減便 余った機内サービスの菓子など寄贈 新型コロナ
新型コロナウイルスの影響で、大幅な減便が続く中、全日空は機内サービスで提供する予定だった菓子や飲み物などを寄贈する取り組みを始めました。
この取り組みは、世界各国の入国制限や日本国内の移動自粛などの影響で、国際線・国内線のおよそ9割が運休や減便となる全日空が、余った機内サービスの菓子や飲み物などを有効に活用してもらおうと始めました。

15日は全日空の担当者が、東京 港区の外国人留学生などを支援するNPO法人を訪れ、トラックに積まれた段ボールおよそ300箱分のカップラーメンやドライフルーツ、それにチョコレートや紙パック入りのジュースなどを寄贈しました。

このあとボランティアで集まったベトナム人留学生など10人が、全国の生活支援を必要とする留学生や技能実習生、合わせておよそ1400人に郵送するため、袋詰め作業を行いました。

作業を手伝ったベトナム人の留学生は「アルバイトができなくなっている留学生が多いので、こうした支援はありがたいです」と話していました。

全日空は引き続き留学生への寄贈を続けるほか、生活が厳しくなっている家庭などへの支援も、検討していくということです。

また、日本航空も機内で提供する予定だった飲み物を、新型コロナウイルスに対応する医療機関などに寄贈する取り組みを始めています。