東京都 新たに9人コロナ感染確認 10人下回るのは3月22日以来

東京都 新たに9人コロナ感染確認 10人下回るのは3月22日以来
東京都は15日、都内で新たに9人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また14日の都内の「陽性率」は暫定値で3.7%でした。
東京都は15日、都内で新たに20代から90代の男女合わせて9人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内の1日の感染者が10人を下回るのは、ことし3月22日以来で、先月7日に緊急事態宣言が出されてからは初めてです。また、15日までの13日連続で100人を下回りました。

9人のうち、3人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、6人は今のところ感染経路がわかっていないということです。

これで都内で感染が確認された人は、合わせて5036人になりました。また、都が独自の方法で算出した14日の「陽性率」は暫定値で3.7%でした。

一方、都はこれまでに新型コロナウイルスへの感染が確認された7人が死亡したことを明らかにしました。

都によりますとこのうち6人は60代から80代の男女で、残る1人は家族の同意が得られないとして年代や性別を公表していません。これで都内で死亡したのは合わせて219人となりました。

小池知事「1桁は皆さんのおかげ」

東京都内で15日、感染が確認された人が9人だったことについて、小池知事は15日夜、記者団に対し「1桁になったのは、本当に皆さんのおかげで、一人一人がステイホームして下さったことがこうやって数字に表れると、多くの皆さんも感じていると思う。当たり前の毎日になってくると元の生活に戻りがちなので、『東京アラート』という警戒が継続中だということを改めてお願いしたところだ」と述べました。

西村経済再生相「このレベルが続けば解除に向けた基準に」

西村経済再生担当大臣は記者会見で、東京都内の1日の感染者が9人だったことについて、「1桁になったのは本当にうれしいことだ。このぐらいのレベルが続けば、解除に向けた基準を満たしてくるが、日々の数字はでこぼこがあるので、1週間の単位でしっかり見ていきたい」と述べました。

また、東京都が公表した、感染拡大の防止に向けた道筋を示すロードマップの骨格について、「政府が公表した基準や考え方、基本的対処方針を踏まえて作られている。大きな流行を収束させるため、ともに連携して対応していきたい」と述べました。