鍋を持参でラーメン持ち帰りサービス続々 新型コロナウイルス

鍋を持参でラーメン持ち帰りサービス続々 新型コロナウイルス
外出自粛の動きで飲食店の売り上げが落ち込む中、ラーメン店ではお客さんに鍋を持ってきてもらい、持ち帰り用のラーメンを販売するところが増えています。
東京 多摩市にあるラーメン店。新型コロナウイルスの影響で売り上げが半分以下に落ち込み、先月下旬からラーメンの持ち帰りサービスを始めました。

店のメニューを自宅でも忠実に再現できるよう、お客さんには鍋を持参してもらいます。

注文が入ると、スープのほかチャーシューや野菜などの具を鍋に入れ、麺は温め直すことを考慮して通常よりもゆで時間を短くして提供します。

店によりますと、持ち帰りのサービスを利用する客は1日に30人ほどいて、緊急事態宣言が終わったあとも続けることを検討しているということです。

客の1人は「こういう時期なので店で食べることには少し抵抗があるが、持ち帰りができるならと思い初めて利用した。家族で食べようと思う」と話していました。

ラーメン店の島崎隆行店長は「店と同じように味わってもらうために、このサービスを導入したが、思った以上に好評で驚いている。これからもいろいろ工夫して店を続けていきたい」と話していました。