4月は業務用のビール販売減 家庭用のチューハイは増 大手4社

4月は業務用のビール販売減 家庭用のチューハイは増 大手4社
ビール大手4社の4月の販売実績がまとまり、飲食店の休業で業務用をはじめとしたビールの販売が大幅に落ち込んだ一方、家庭用のチューハイなどの販売が大きく伸びました。
ビール大手4社によりますと、4月のビールの販売数量は、前の年の同じ月と比べて、サントリーが62%、キリンが49%、サッポロが44%、それぞれ減ったほか、アサヒも主力ブランドのスーパードライで52%減りました。

一方で、チューハイなどの先月の販売数量や売り上げは、前の年の同じ月と比べて、キリンが22%、サントリーが18%、サッポロが6%、アサヒが4%、それぞれ前の年の同じ月を上回ったほか、比較的価格の安い「第3のビール」の売れ行きも好調でした。

これについて各社は、新型コロナウイルスの感染拡大で飲食店の休業や時短営業が広がり、業務用を中心にビールの売り上げが落ち込んだ一方、外出自粛で家で飲む人が増えたことに加え、生活防衛意識の高まりもあって、価格の安いチューハイや第3のビールの売り上げが伸びたためだと分析しています。