宣言39県で解除 2次補正予算編成へ 自民 役員会で首相が方針

宣言39県で解除 2次補正予算編成へ 自民 役員会で首相が方針
緊急事態宣言について安倍総理大臣は自民党の臨時の役員会で、東京や大阪など8つの都道府県を除く合わせて39県で解除する方針を伝えました。また安倍総理大臣は、追加の経済対策を講じるため今年度の第2次補正予算案を編成する方針を示し、今の国会で成立を目指す考えを示しました。
自民党の臨時の役員会で、安倍総理大臣は「東京、千葉、埼玉、神奈川、大阪、京都、兵庫、北海道を除く39県について緊急事態宣言を本日付で解除し、本日夕刻の政府対策本部で決定したい」と述べました。そのうえで解除の理由について、「この1週間とその前の1週間を比べ新規の感染が減少傾向にあること、直近1週間の合計で10万人当たり0.5人以下に抑えられていること、感染経路がわからない感染者の発生状況など、総合的に判断した」と述べました。

そして「残りの8都道府県は引き続き、気を緩めることなく、外出自粛、地方への移動を控えていただきたい。39県においては感染が再拡大するリスクもあるので、県をまたいだ移動は、少なくとも今月中は可能なかぎり控えていただきたい」と呼びかけました。

また安倍総理大臣は、追加の経済対策を講じるため今年度の第2次補正予算を編成する方針を示し、今月27日をめどに概算を決定し、今の国会で成立を目指す考えを示しました。