韓国 ナイトクラブの集団感染133人に 「第2波」の懸念広がる

韓国 ナイトクラブの集団感染133人に 「第2波」の懸念広がる
韓国ソウルの繁華街にあるナイトクラブで発生した新型コロナウイルスの集団感染で、これまでに感染が確認された人は133人となりました。ソウルでは、別の繁華街でも新たな感染が起きていて、「第2波」への懸念が広がっています。
ソウルの繁華街、イテウォン(梨泰院)にあるナイトクラブで今月初めに発生した新型コロナウイルスの集団感染について、韓国政府は、14日午後、これまでに感染が確認された人は133人になったと発表しました。

このなかには、ナイトクラブの客だった、ソウル近郊のインチョン(仁川)の学習塾講師から生徒に感染したケースも含まれ、さらにこの生徒の家庭教師にも感染が広がったとみられるということです。

またナイトクラブを訪れたあと、別の場所にある飲食店で食事をした外国人3人の感染が確認されたのに続いて、同じころ、この飲食店に入った男性も感染していたことが分かりました。

ナイトクラブの客のうち、およそ2000人については依然として所在が把握できていないということで、韓国政府は、速やかにPCR検査を受けるよう呼びかけるとともに、「全国的に2次感染、3次感染が憂慮される」として警戒を強めています。

一方、ソウルの別の繁華街、ホンデイック(弘大入口)にある飲食店を一緒に訪れた5人が、新型コロナウイルスに感染したことが分かりましたが、集団感染のあったナイトクラブ周辺には行っていないということで、「第2波」への懸念が広がっています。