東京都 新たに30人感染確認 13日「陽性率」4.3% 新型コロナ

東京都 新たに30人感染確認 13日「陽性率」4.3% 新型コロナ
k10012430011_202005141721_202005141723.mp4
東京都は14日、都内で新たに30人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、13日の都内の「陽性率」は暫定値で4.3%でした。
東京都は14日、都内で新たに20代から90代の男女合わせて30人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内の1日の感染者数は、14日までの12日連続で100人を下回りました。また、14日までの9日連続で40人を下回っています。

30人中18人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、このうち8人は、集団感染が疑われている病院の患者や高齢者施設の入所者だということです。

30人中12人は、今のところ感染経路が分かっていないということです。

これで都内で感染が確認された人は、5000人を超えて合わせて5027人になりました。また、都が独自の方法で算出した13日の「陽性率」は暫定値で4.3%でした。

一方、都はこれまでに新型コロナウイルスへの感染が確認された9人が死亡したことを明らかにしました。都によりますと、4人は20代から90代の男女です。このうち1人が、13日に亡くなった大相撲の高田川部屋に所属する三段目の勝武士です。

ほかの5人は、遺族の同意が得られず年代や性別を公表できないということです。

これで都内で死亡したのは合わせて212人となりました。

会食で感染疑われるケース目立つ

東京都によりますと、1日の感染者数が9日連続で40人を下回るなど自粛の効果が見られる一方、「会食」での感染が疑われるケースが目立ってきているということです。

14日、都内で感染が確認された30人のうち8人が20代で、今月11日から4日連続で年代別では20代が最も多くなっています。

8人のうち4人は感染経路は確定していないものの、「友人との会食」で感染した可能性があるということです。

東京都は「大型連休中に自粛がうまくできていたところと緩かったところがある」として、引き続き感染拡大防止への協力を呼びかけています。

小池知事「あす都の方向性を示す」

緊急事態宣言の解除の対象に東京都が含まれなかったことについて、小池知事は14日夜、記者団に対し、「39県が解除されたが、そこには残念ながら東京は入っていない。ましてや、きのう10人という感染者数で、『1桁いくかな』と思っていたのが、きょうは30人ということだ。あとひと頑張り、ふた頑張りしなくてはいけない」と述べました。

そのうえで、「都として、今後、目指す新しい生活や日常がどういうものなのか、あすにも示したい」と述べました。