マツダ 最終利益80%減 ことし3月期決算 新型コロナの影響で

マツダ 最終利益80%減 ことし3月期決算 新型コロナの影響で
マツダのことし3月期の決算は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で世界的に車の販売が減少したことから、最終的な利益が前の年に比べて80%減りました。ことし1月から3月までの3か月間に限ってみると、最終損益は200億円余りの赤字でした。
マツダが14日に発表した、ことし3月期の決算は売り上げが前の年より3.8%減って3兆4302億円、最終的な利益は80.8%減って121億円になりました。

ことし1月から3月の3か月間に限ってみると、最終的な損益は203億円の赤字でした。

為替相場で想定よりも円高が進んだことに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で販売台数が見込みよりも減ったことなどが利益を押し下げました。

一方、来年3月期の業績は新型コロナウイルスの感染拡大で予想が難しいとして「未定」としています。

マツダの古賀亮専務執行役員は電話での会見で「新型コロナウイルスの影響で先行きが見えない状況だが、従業員や取引先などの雇用と生活を守ることが活動の基軸だ。来月も生産調整が続くことになるが、積み上がった在庫を減らすとともに、世界で需要の回復の兆しを見逃さないように生産と販売の準備を進めていきたい」と述べました。