東京都 感染確認は10人 緊急事態宣言以降で最少に

東京都 感染確認は10人 緊急事態宣言以降で最少に
東京都は、13日都内で新たに10人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、12日の都内の「陽性率」は暫定値で5.0%でした。
東京都は、13日、都内で新たに20代から60代の男女合わせて10人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内で、1日に確認された人数としては、先月7日に緊急事態宣言が出されて以降で最も少なく、10人台となるのは11日に続いて2回目です。また、13日までの11日連続で100人を下回りました。

感染が確認された10人のうち、4人は今のところ感染経路がわかっていないということです。このほかの6人は、これまでに感染が確認されている人の濃厚接触者だということです。

これで都内で感染が確認された人は、合わせて4997人になりました。

また都が独自の方法で算出した12日の「陽性率」は暫定値で5.0%でした。

一方、都は、これまでに新型コロナウイルスへの感染が確認された7人が死亡したことを明らかにしました。

都によりますと、このうち3人は80代と90代の男女だということです。ほかの4人は遺族の同意が得られず年代や性別を公表できないということです。

これで都内で死亡したのは合わせて203人となりました。

小池知事「『すべて終わった』ではなく『ここから』」

東京都内で1日に感染が確認された人が13日は10人と、先月7日に緊急事態宣言が出されて以降、最も少なくなったことについて、東京都の小池知事は、13日夜、記者団に対し、「『ステイホーム週間』で皆さんの協力をいただいた結果の1つが出てきたと思う。改めて感謝したい。この数字は『すべて終わった』のではなく『ここからだ』ということを改めて申し上げたい」と述べました。

そのうえで、「東京で緊急事態宣言が解除されるわけではない。この『10』という数字が続き、これ以上、上げないための皆様方との共同作業を続けていきたい」と述べました。

東京都「受診相談 先月とほぼ変わらない」

都内で1日に感染が確認された人が13日は10人と、先月7日に緊急事態宣言が出されて以降、最も少なくなったことについて東京都の担当者は、「大型連休が明けて1週間がたち、だいぶ落ち着いてきているとは言えるが、まだ0人になったわけではなく、連休期間中に感染した人はこれから出てくる可能性もある。11日都に寄せられた受診相談も1日で1760件と、先月とほぼ変わらないため、引き続き警戒が必要だ」と話しています。