愛知 県立高校など25日から再開 小中学校も再開要請

愛知 県立高校など25日から再開 小中学校も再開要請
愛知県は、県内で新型コロナウイルスの新たな感染者の確認が少なくなっていることなどから、県立高校などの休校期間を1週間短縮して今月25日から学校を再開することを発表し、県内の市町村にも同じ日程で小中学校を再開するよう要請しました。大村知事は、施設などへの休業要請についても緩和するかどうかを、できるだけ早く判断する考えを示しました。
愛知県の大村知事は記者会見し、県内で新型コロナウイルスの新たな感染者の確認が少なくなっていることなどから、県立高校と特別支援学校の再開の日程を変更すると発表しました。

それによりますと、今月31日までとしてきた休校の期間を1週間短縮し、今月25日から午前と午後に分けて生徒を登校させる「分散登校」などの形で学校を再開します。

そして、1週間の「分散登校」などの期間を経て、来月1日からは通常の授業や部活動を始めたいとしています。

愛知県は、県内の市町村にも同じ日程で小中学校を再開するよう要請しました。

大村知事は「愛知の感染状況は、落ち着いてきたとみられる状況にある。休校の長期化で、児童・生徒や保護者、それに学校関係者から学習の遅れの懸念などさまざまな意見があるので、1日も早く正常な学校生活を取り戻したい」と述べました。

また、新年度の休校の期間が2か月近くにわたったことから、県立高校の夏休みを通常の半分の20日間程度にするとした目安を各学校に示したうえで、この目安を参考に具体的な日程を検討してもらう考えを示しました。

一方、人が集まる施設などへの休業要請を緩和するかどうかについて、大村知事は「きょうとあす、医療や経済などの専門家の話を聞いたうえで、適切な判断をできるだけ早く示したい」と述べました。