大リーグ マリナーズ 平野「いつ開幕しても合わせるのがプロ」

大リーグ マリナーズ 平野「いつ開幕しても合わせるのがプロ」
大リーグ、マリナーズの平野佳寿投手が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開幕が延期されている中、NHKのインタビューに応じ、「いつ開幕してもいいように、合わせられるようにするのがプロだ」と話し、準備を尽くす考えを示しました。
大リーグは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、予定されていた3月の開幕は延期されました。

36歳の平野投手は、昨シーズンまでの2年は、ダイヤモンドバックスで中継ぎとして活躍し、今シーズンからはマリナーズでプレーする予定でしたが、現在は自宅のあるアリゾナ州で自主トレーニングを続けています。

平野投手は、この時期でも最高気温が40度近くになる暑さの中で、近所の公園を使って、ランニングや俊敏性を高めるためのトレーニングをひとりで黙々と行っています。

これについて、平野投手は「これまでは当たり前のように野球をできていたが、こういう状況になって、ファンや関係者の助けがあって野球ができるのだと痛感している」と心境を話しました。

そのうえで、「先が見えず、もどかしい感じはあるが、いつ開幕してもいいように合わせられるようにするのがプロだと思う」と述べて、開幕に備え準備を尽くす考えを示しました。

一方、キャッチボールでは練習相手がいないため、一時期は妻にボールを受けてもらっていましたが、現在は同じ公園で練習しているチームメートの菊池雄星投手と行っています。

平野投手は「菊池投手も人との接触は避けたいだろうと思っていたが、こころよく『一緒にやりましょう』と言ってくれた」と振り返りました。

また、感染防止を意識した現在の生活について、「外出は買い物や子どもたちとちょっと遊んであげるぐらいで、人との接触は極力ないようにしている。家族と向き合う時間が多くなっている」と話しました。

さらに、「何とかみんなで感染を抑えようと頑張っていると思うので、日本人を誇りに思う。日本のファンの皆さんに早く野球を見せることができるように自分もしっかり体調を整えていきたい」と日本のファンヘのメッセージを寄せました。