米 禁止の店内飲食始めたレストランに賛否 新型コロナ

米 禁止の店内飲食始めたレストランに賛否 新型コロナ
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新型コロナウイルスの感染拡大が続くアメリカでは、禁止されている店内での飲食の提供を始めたレストランや営業を続ける美容室に批判や擁護の声があがり、感染対策の徹底と経済活動の再開をめぐって議論を呼んでいます。
アメリカ西部コロラド州のレストランで、母の日の10日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、店内での飲食が禁止される中、食事や飲み物の提供を始めたところ、大勢の客が押し寄せました。

撮影された動画には、訪れた客がマスクをつけずに食事を楽しんだり十分な距離をとらずに列を作っている様子がうつっていて、インターネット上に投稿されると、これまでに500万回以上再生され、物議を醸しています。

ネット上には、感染を広げてしまうとして、「自己中心的な行為だ」と店の対応を批判する声があがる一方、「経済活動を再開するしか選択肢がない」などと擁護する意見も出ています。

このレストランについて、地元当局は店を閉めるよう命令しました。

アメリカでは南部テキサス州の美容室が、家族を養う必要があるとして、禁止されている営業を続けた結果、経営者が一時拘束される事態も起きていて、感染対策の徹底と経済活動の再開をめぐって議論を呼んでいます。