西武ホールディングス 最終利益 予想より88%減 コロナ影響

西武ホールディングス 最終利益 予想より88%減 コロナ影響
西武鉄道を傘下に持つ西武ホールディングスは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし3月までの1年間の業績予想を下方修正し、最終的な利益がこれまでの予想より88%減って、46億円にとどまると発表しました。
西武ホールディングスは、ことし3月までの1年間の業績予想について、売り上げがこれまでの予想より3.3%減って5545億円に、最終的な利益も予想より88.3%減って46億円にとどまると下方修正しました。

これは新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出や旅行の自粛で、鉄道の利用者が大幅に落ち込んでいることに加え、運営するホテルの大部分で休業が続いたこと、それに「としまえん」や「西武園ゆうえんち」といったレジャー施設を休園としたことが要因です。

また、こうした中でゴルフ場やホテルの価値を見直し損失を計上したことも、最終的な利益を押し下げました。

鉄道事業をめぐってはJR各社のほか、私鉄各社でも感染拡大による業績への影響が広がっていて、東急もことし3月期の業績予想を下方修正したほか、京王電鉄や京浜急行電鉄は、ことし3月期の決算で最終的な利益が大幅に落ち込みました。