全日本大学野球選手権中止 大会史上初 新型コロナ影響

全日本大学野球選手権中止 大会史上初 新型コロナ影響
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし8月に開催予定だった大学野球日本一を決める全日本大学野球選手権が中止されることになりました。中止は昭和27年に大会が始まってから初めてです。
ことしで69回目となる全日本大学野球選手権は当初、6月に開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、大会を8月に延期していました。

主催する全日本大学野球連盟は12日、東京都内で臨時の理事会を開き、理事の全会一致で大会の中止を決めました。

中止の理由については現在、ほとんどの大学で全体練習ができない状況が続いていて、仮に今月末で緊急事態宣言が解除されたとしても、8月に大会を開催するには準備期間が足りないと判断したということです。

昭和27年に始まった全日本大学野球選手権が中止になるのは初めてです。

全日本大学野球連盟によりますと、春のリーグ戦は全国26の大学連盟のうち、東都大学野球など2つが中止を決めているほか、ほかの24の連盟もすべて開催を延期しているということです。

全日本大学野球連盟の内藤雅之常務理事は「各地でリーグ戦が始められたとしても、来月下旬から7月になってしまう。全日本大学選手権があることで出場校を決めるために無理な日程での運営も予想される。選手や関係者の安全、健康を最優先に考えて中止を決定した」と話しています。

プロ野球志望の4年生は

全日本大学野球選手権の中止が決まったことについて、国学院大学のキャプテンを務める小川龍成選手は「各地区を勝ち抜いてきたチームと試合ができるのは自分の力試しにもなるし、強いチームに勝てばさらに成長できると思う。4年生で最後のチャンスだったので、リーグ戦を優勝して出場したかった。ショックという気持ちとしかたないという気持ちが両方あります」と話しました。

また、小川選手は、プロ野球を志望していることから、「プロや社会人野球を目指す人にとっては、大会で成績を上げれば可能性が広がると思うので、そのアピールの場が減ってしまうのは残念です」と話していました。