コロナで休業中の書店・古書店 クラウドファンディングで支援

コロナで休業中の書店・古書店 クラウドファンディングで支援
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、経営が厳しさを増している書店と古書店を支援しようと、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングが始まっています。
「ブックストア・エイド基金」は、作家や編集者などが事務局となって、先月30日からクラウドファンディングへの協力を呼びかけています。

ホームページで「書店も古書店も、もともと厳しい業界です。この状況が長期化すれば、対応しきれずに閉店を余儀なくされる書店・古書店が大量に出てくることは避けがたい」と訴え、最低でも6000万円を目標に資金を募っています。

11日までにおよそ2000万円が集まっているということで、今月29日まで資金を募ったあと、参加している店舗に分配することにしています。

事務局の1人でブック・コーディネーターの内沼晋太郎さんは、「それぞれの生活範囲に書店・古書店があることが文化的な生活に与える影響はとても大きいと思っていて、それを少しでも守っていきたいという気持ちがあります」としたうえで、「本や書店に助けられた、自分の人生が豊かになった、というような経験をした方には、支援を直接いただけるともちろんありがたいですし、SNSなどで話題にしてくださるとか、とにかく今はこの基金を知っていただきたい」と呼びかけています。