仙台 9月の定禅寺ジャズフェスが中止に 新型コロナ感染拡大で

仙台 9月の定禅寺ジャズフェスが中止に 新型コロナ感染拡大で
仙台市内の通りや公園でさまざまなバンドが演奏を繰り広げる、秋の風物詩、「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、開始以来、初めて中止されることになりました。
「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」は、毎年9月の2日間、仙台市中心部の定禅寺通や周辺の公園、商店街などで、国内外の700余りのバンドが演奏を繰り広げる催しで、去年はおよそ77万人が訪れてジャズをはじめ多彩な音楽を楽しみました。

ことしは9月12日と13日に開催される予定でしたが、主催する「定禅寺ストリートジャズフェスティバル協会」は、多くの音楽バンドや観客などが各地から集まることで新型コロナウイルスの感染拡大のおそれがあるとして、12日、ことしの開催の中止を発表しました。

催しが中止されるのは、平成3年に始まって以降、初めてです。

「定禅寺ストリートジャズフェスティバル協会」の武藤政寿代表理事は、「参加者の安全・安心を守ることができないと判断し、開催の中止を決定した。ことしは30回目の節目の年だったため、楽しみにしていた人に申し訳なく、残念な思いだ。来年は開催できるようにしっかりと努力していきたい」と話していました。