自民 バイト収入減の学生に10万円、20万円給付提言 新型コロナ

自民 バイト収入減の学生に10万円、20万円給付提言 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大で自民党は、アルバイトの収入が減って生活が厳しい学生らに10万円を、特に困窮している学生らには20万円を給付するなどとした支援策をまとめ、萩生田文部科学大臣に提言しました。
自民党の作業チームは、学生らへの支援策をまとめ、12日に発表しました。それによりますと「学生支援緊急給付金」の制度を創設し、アルバイトの収入が減って生活が厳しい人には10万円を、特に困窮している人には20万円を給付するとしています。

大学生のほか専門学校生や留学生なども対象に含め、40万人から50万人への給付を想定していて、予備費を活用して速やかに実施したいとしています。

作業チームの座長を務める渡海元文部科学大臣は、記者会見で「学生が安心して学業を継続できるよう、政府には早く実施してもらいたい」と述べました。

このあと渡海氏らは、萩生田文部科学大臣に提言しました。

これに対し、萩生田大臣は「支援を早く実現できるよう努力したい」と述べました。

自民党は、第2次補正予算案の編成に向けて、授業料の減免やオンライン授業などを行っている大学などへの支援策についても検討を進めることにしています。

学生らへの支援をめぐっては、公明党が生活が厳しい人に10万円の給付を行うよう提言しているほか、野党側は最大20万円を支給することなどを盛り込んだ法案を提出していて、政府は検討を急ぐ方針です。