大リーグ 7月上旬開幕案を球団オーナー承認 選手会と協議へ

大リーグ 7月上旬開幕案を球団オーナー承認 選手会と協議へ
新型コロナウイルスの感染拡大により3月下旬の開幕が延期された大リーグについて、大リーグ機構は7月上旬の開幕を目指すとした計画案をまとめて、30球団のオーナーから承認されました。今後は、選手会との協議が行われ、この案が認められるのかどうかが焦点になります。
大リーグ機構は3月中旬に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月26日に予定されていた開幕を延期し、各州での感染状況などを確認しながら開幕の時期を模索してきました。

大リーグ機構の関係者によりますと、大リーグ機構は7月上旬のレギュラーシーズン開幕を目指すとした計画案をまとめ、11日に開かれた30球団のオーナーによる電話会議で承認されたということです。

計画案では
▽試合数は通常の162試合から大幅に削減して82試合程度とすること、
▽7月上旬の開幕に備えるためのキャンプを来月中旬に再開すること、
▽当面は無観客で試合を行って球場の出入りは基本的に関係者に限定すること、
などが盛り込まれています。

さらに移動を少なくするために、レギュラーシーズンは西部・中部・東部のそれぞれの地区内だけに限って試合を行い、地区をまたいだ対戦は行わないことなども合わせて盛り込まれています。

計画案は12日に大リーグ選手会に提示され、今後は機構側と選手側の協議に移る予定です。

一方で、両者の間では開幕について、選手や関係者の安全を優先することなどを確認していてアメリカでの感染者が134万人を超えて拡大しているなかで、選手会がこの案を認めるのかどうかが焦点になります。